九条貴利矢くん6才のことを考える

 昨日に続いてエグゼイドの話。

 

 彼が抱えている問題は二つあって、まず「他人の精神強度を信用できない」ことだ。ゲンムの正体に嘘挟んだの、てっきり社長とサシで交渉でもするつもりなのかと思ってたけどいらん気を遣って情報止めてただけだった。そんな激しいショックは受けないだろうよ。親友の死で過剰に慎重になっているんだろうか? 完全に言い逃れのできない状況に追い詰めてから真相を明かしたかった、と解釈もできるが…

 もうひとつが「自分が嘘つきだと思われることを受け入れてしまっている」ことだ。

 こっちがヤバい。こじらせ過ぎである。言い訳は別に悪いことじゃないから…

 平成ライダーにおいて全部ひとりで背負おうとした奴らはだいたい酷い目に遭ってるぞ! フォローがなきゃ死んでた奴も多い。

 フォロー。

 そう、誰かに助けてもらう必要があるのだ。

 

 ここでちょっと思い返してみよう。

 

  •  現状、永夢と共闘らしい共闘をしたのは貴利矢だけ。飛彩とは目的が一致しているだけで方法論がかけ離れているし、張り合っているような面が強い。
  • 初めて本編中にOP曲が挿入された場面は4話の永夢が貴利矢と共闘することを決めたところ。
  • 他人のために嘘を吐いてしまう貴利矢と、純粋故に安易に他人を信用してしまう永夢が対比になっている。
  • そもそも今後貴利矢が窮地に陥ったとき助けてくれそうなのは永夢だけ。
  • OP映像でレーザーレベル2はエグゼイドレベル2とセットで描写されている。
  • レーザーにはエグゼイドと同時にレベルアップするバンクが用意されている。
  • まだレーザーはエグゼイド以外を乗せたことはない。あのシートは永夢専用である…

 

 永夢は既に信念が定まっているので精神強度問題はクリアできるだろう。いざとなったら強気な性格にスイッチできる強さもある。

 今週のラストシーン、永夢は本心を問うだけで強い非難はしなかった。オオカミ少年と化した貴利矢の背中を追うその目は悲しそうだったけれど*1怒りは浮かんでいなかった。

 そして貴利矢がオオカミ少年を受け入れること自体、もちろん開き直りもあるだろうけれど、根本は周囲の為であるし、永夢に偽悪的な言葉を投げつけるのは彼を真実から守るためでもある。

 拗れてしまっている。誰かが救ってやるしかない。出来るのは主人公だけだ。

 

 あらゆる要素がお膳立てをしていない…?

 仮面ライダーエグゼイドの正ヒロイン、九条貴利矢くん6才なのでは…?

 いや俺はホモじゃないけど…ポッピーピポパポは可愛いけど可愛いだけで最近は解説もしてくれなくなったし…*2

 貴利矢なんか無防備な穴に永夢が持ってる大事なものを挿入されてるからな。完全に信頼ありきだからなアレ。

 完全に完全でしょ…

 ヤバイって…

 

 仮面ライダーエグゼイド、今後も目が離せませんね!

 

 おわり

 

*1:飯島寛騎氏、ちょっと演技上手くなったよね?

*2:明日那のときに素が出るのが一番可愛い

動物戦隊ジュウオウジャー38話「空高く、翼舞う」 仮面ライダーエグゼイド7話「Some lieの極意!」

動物戦隊ジュウオウジャー38話「空高く、翼舞う」

 

 鳥男が地球とジューランドの繋がりを断とうとしているの、てっきりジューランドに何かヤバい存在がいるからだと思っていたんだけどそういう方向性ではなくて、人間とジューマンの種族の違いが生んだかつての悲劇を繰り返さないためだった。

 お…重い…日曜日の朝だぞ…事故とは言え死人が出ている…しかも似たようなことは何度も起きてるっぽい…そのうえ隠蔽体質…

「繋がり」をつくることのリスクや恐れが根本にある。これはジュウオウジャーのテーマを掘り下げるなら当然触れるべき話だし、我々の生きる現実でも普遍的な話でもあるが…どこでも起こりうるだけじゃなく解決が難しいから普遍的なんだ。戦って倒せる敵ではない。ど、どうするの…?

 幸いにしてジュウオウジャーのメンバーはみな気のいい奴らなので、彼ら彼女らが地球とジューランドを結ぶよすがになってくれそうだけど、そう言えば「ジューマン」として人間たちと接したエピソードがあまりないんだよな。みっちゃん編とvsバングレイに尺割いてたから。

 ちょっと話変わる。

 戦隊最終回恒例の素顔変身、人間態が「素顔」じゃないジュウオウジャーではどう扱うのか気になっていたんだけど、今回明かされた過去を踏まえると「それでも他者は繋がることができるんだ」と強調するようなシチュエーションになるのかもしれない。ジニスの策略でジューマンと人間の大断絶が表面化したうえで、あえてジューマン顔の方で、ジューマンとして、地球を守るために変身する。と妄想。

 そもそもジューマンの四人はジューランドに帰りたいのであって、地球を守ってくれているのは純粋な善意からだ。その善意は大和との繋がりがもたらしたものである。鳥男がすべてを独りで背負い、世界の繋がりを断つ為の道具として使った王者の資格は、大和に四人のジューマン(とみっちゃん)との繋がりをもたらした。その事実は二つの世界を繋げうる希望になるだろう。

 

 サグイルブラザーズは同時に倒さないと分裂して何度でも復活する! 108人兄弟ではなかった。

 YOYO言ってるだけの雑なラッパーかと思わせておいてまっとうに強敵だ。復活一芸ではなく息の合ったコンビ攻撃を繰り出してくるうえに、飛行能力まで持っている。飛べる敵二人を当時に倒すには、こちらも飛べる二人で共闘するしかない。

 かくして大和と鳥男が並び立つのである。

 ここに限らずゴリラやホエールが登場した後でもイーグルを使うための必然性に結構気を遣ってるよね、香村純子脚本。

 ぴったり息の合ったアクションでサグイルブラザーズを屠る二人。単純に動きがシンクロしていること自体も美しいが、そうなることに展開上の必然と、これまでの経緯を踏まえた熱さがあるのが最高。香村純子、完全に小林靖子の正当後継者だ…

 決め技かました後の見得、二本のイーグライザーがクロス状になってるの最高過ぎるのでは…

 

 その他気になったポイント

  • ジニス「誰がどれだけ抵抗しようが構わないよ。私を楽しませてさえくれればね」クバルの死亡フラグがまたひとつ。
  • 大和の親関係でもうひとネタありそうだけど、ここで話さないのは何か意図があるんだろうか。言ったら大和がプラスマイナスいずれかに強い影響を受ける? 的な?
  • みっちゃんが随分しっかりしてきた。これも繋がりがつくった成長だ
  • ジューランドは色々なものが四角いのでパンも当然のように四角い。
  • 角が立つって事だな!

 

仮面ライダーエグゼイド7話「Some lieの極意!」

  口元のパイプ、嘴みたいになってない?

 タグの#二足歩行と相まってそういう生き物の写真みたいになってない?

 

 真実が人生を狂わせることもある。仮面ライダーレーザーこと九条貴利矢は、ゲーム病に犯された友人にその真実を伝えたことで、間接的に死に追いやってしまった過去を抱えている。軽薄なキャラクターは自覚的に演じているのだろうか。

 お…重い…日曜日の朝だぞ…事故とは言え死人が出ている…というか貴利矢の精神性が重い…医者としての信念は強すぎるほどに持っているのだろう。患者を助けたいという気持ちに嘘はない。救命に必要なら信頼を得ようともする。が…オオカミ少年みたいになってしまった…

 一番まずいのはオオカミ少年の立場を受け入れてしまったことだ。お前…ちゃんと説明しろよ…孤立するだけだろ…無抵抗で策に嵌ってんじゃねーか…それは英雄的行いではないぞ…

 完全にスレてしまっているんだろうな。真実をすべて自分で背負うつもりなのだろう。でもそれは駄目だ…永夢が手を差し伸べてるじゃねーか…説明は大事…

 説明は大事って話だった。

 出来たら苦労はないんだろうが…

 

 敵の刀の振りが速すぎて間合いに入れない! どうする?→バイクで突っ込む。

 つよい。

 確かにバイクは速いしな! つよいし正しい。

 最近エグゼイドレベル2の出番が減ったのがちょっと不満だったんだけど、流石にレベル3のあの腕ではバイクには乗れない。レベル2の出番である。良いアクションだった。ギリギリチャンバラをキャッチするところカッコよすぎない?

 ライダーのひとりがバイクなんだからバイクアクションが増えるだろうと期待していたけど、早くも人型になってしまった。

「人型になってしまった」って何だよ。人型であるのが当然だろ。誰かのケツを乗せないと本領発揮できないことの方が悲しすぎるだろ…

 人型になれて良かったな!  貴利矢にとって今回唯一のプラス要素だ。

 

 その他気になったポイント

  • グラファイト、もしかしてバクバイザーを使ってバクスターを「培養」しているだけで普通に人間なんだろうか。
  • 飛彩、永夢のことを貴利矢に比べればまぁ信頼できる奴だと思っているようだ。デレの鱗片。
  • ステージセレクト便利だ…メタ的に便利だ…
  • ギリギリチャンバラのバグスターの「miss」エフェクト面白いな。ゲームの設定が演出に活きてる。

 

  

  鳥男も貴利矢も敢えて孤立の道を選んだのは同じだが、ジュウオウジャーたちの繋がりを認めて和解に至れそうな前者と対照的に、どんどん深みに落ちそうな貴利矢である。エグゼイド、本格的に話が動いてきたって感じだ。

 

 前回の感想はこちら

antten.hatenablog.com

ウルトラマンオーブ20話 「復讐の引き金」

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 ジャグラー回っていうか邪グラー回だ。

 いやああなるのは当然の帰結なんだけど。改心フラグは積極的に折っていくスタイ。

 

 メトロン星人タルデ、落ち着いて話し合っていれば少なくともあの場では死なずに済んだのでは…?

 会話の大切さが伝わってくる話だった。思わせぶりに何かを仄めかすのは会話とは呼ばない…

 ジャグラーが語った過去がどこまで本当なのかは分からないが、ともかく弱っているオレ感はビシビシに出ていたので同情心スプリームカリバーによりタルデは死ぬ。

 タルデも地下アイドルにさえ巡り合っていれば…

 

 とは言え惑星侵略連合に属すような奴ではあったので、守護者たるウルトラマンと素直に対話するのはあり得なかったんだろうな。地球のことは好きでも人間のことは別にそうでもなかったのだろう。そもそもメトロンって善玉宇宙人じゃないし。ジャグラーはそれを踏まえたうえでああ振る舞ったわけだ。ゲスである。

 

 行動だけ見ればただのゲスだけど、青柳尊哉氏の怪演がジャグラーというキャラクターに異様な深みを与えている。「俺を必死で庇った場面は傑作だったぜ」って短いセリフをなんであんなに気持ち悪く(褒め言葉)できるんだよ! 刀の持ち方も絶妙に気持ち悪い。刀に気持ち悪い持ち方があることを始めて知ったぞぼくは。

 

 ジャグラーはこのままラスボスコースだろうか。ダークリング持ってないけど。そもそもあれは何由来の道具なんだろう。オーブリングと対になる物?

 これまで端々で小出しにされてきた情報から推測するに、もしかしてガイさん、元々はウルトラマンではなかった可能性もある? もしそうならオーブリングは「光」(光の国?)から選ばれ与えられた力ということになる。とするとダークリングも同じように「闇」から受け取ったと考えるのが自然だろう。「闇」とジャグラーの再接触があるのかもしれない。

 ガイさんが『ウルトラマン』ではなかったとすると、「俺の名はオーブ!“ウルトラマン”オーブ!」という名乗り文句の意味合いが変わってくる。

 自覚的に『ウルトラマン』であろうとしていた、けれど失敗してしまって、自分に光の象徴たるウルトラマンを名乗る資格はない、と思いつめていたガイさんがもう一度ウルトラマンになろうと決意できた、という台詞…みたいな事? 考察と言う名の妄想。

 

 メトロン星人と言えば夕日。美しい背景美術が光る。初手ハリケーンスラッシュはセブン繋がり? 美しい夕日に美しい飛び蹴り。飛び蹴りも美しい。飛び蹴りはいいぞ。

 オーブカリバーは特に何の説明もなくバリアが出せる。ズルくない!?

 今週の必殺技は風属性のオーブウィンドカリバー。周囲に嵐を発生させて敵を巻き上げるぞ。範囲が広いので回避不可能。完全にMAP兵器じゃねーか! 

 

 その他気になったポイント

  • 「もしかしてシンさん、夜変なものでも撮ってるんじゃない?」は何かの伏線とみた。
  • 街の空に浮かぶハイパーゼットン、既視感あると思ったらコワすぎ最終章の鬼神兵だ! 青いリボンの少女「ひーじーりーのーおーかーにー」
  • 「この夕日も闇に~」と「私の中にも、あなたと同じ闇が~」のカットを連続させるの不穏すぎるのでは…またガイさんの笑顔が曇る。

 

 結論としては、すごくジャグラージャグラーしている最高のジャグラー回でした! ということで。

 

 おわり

 

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