日記:十一月三十日 コピペのトイレ

 不審者なので休日の住宅街を徘徊していたところ尿意を催し付近の公園に寄ったのだが、公衆トイレの軒をくぐった瞬間デジャヴを感じた。その公園に足を踏み入れたのは今日が初めてで間違いないのだが、放尿する背中が外から見えそうな開放的デザインや小便器のすぐ手前にある子供が躓きそうな謎の段差、そして囚人ごっこに使えと言わんばかりに設置された鉄格子に見覚えがあったのだ。思い出す。先週、同じ区の同じ町の住宅街を徘徊していたとき尿意を催して使った公園の公衆トイレと同じつくりだ。建物をコピー&ペーストしたのではないか疑うレベルでまったく同じ。同じ区で同じ町だと公園のトイレも同じになるのか。そうなの?そうなる場合とそうならない場合がありそう。

 

 

 

おわり