町内会の看板とかに貼られている地域の小学生が描いた標語ポスターをよく眺めるのだけど今日見つけたそれは挨拶の大切さを謳うフレーズと、大きな時計らしきものが描写されているので辛うじて学校であると推測できる単純な線だけ構成された建物と、推理するに笑顔で挨拶する人間を表しているのであろう円が二つあるだけのものだった。色も塗られていない。その気になれば五分で描けそうなやつ。
手抜きか?と最初は思ったが、もしかすると後期のモンドリアン的な抽象画なのかもしれない、と考えなおした。「標語ポスター」を構成する諸要素のうち、それを支える本質的な、根源的なものを抽出するとしたら?まやかしを完全に削ぎ落とし本質だけで構成された標語ポスターは如何なる形になるのだろうか?僕が見たのは純・標語ポスターを追求する長い旅の途中過程だったのかもしれない。
おわり