ホッカイロを貼った胸板に手を当てると肉体の内側から暖かなエネルギーが沸き上がっているかのように錯覚する。カラータイマーを付けたウルトラマンって多分こういう気持ちなんじゃないか。脈動するこの熱を変換してビームとかを撃っているのだろう。(関係作品にすべて触れた訳ではないが知っている限りでは)カラータイマーはエネルギーの源ではなく活動限界を知らせるもので、そこから転じて考えれば冷たくなったホッカイロというのは鉄粉の酸化反応が終了したのではなく、実は肉体のエネルギー切れを示す意味で冷えているのかもしれない。では僕も胸のこのホッカイロが冷えたとき斃れてしまうのだろうか?この惑星(ほし)を守る者はいなくなってしまうのだろうか?そんなことはない。何故ならば地球人はウルトラマンに守られるだけの存在ではないからだ。僕は人間が持つ力を――絆の光を信じて、地球の平和を彼らに託したいと思う。
おわり