大量のコカインで熊がガンギマる話。
面白かった。
意外に血みどろスプラッタではない。いや脚とか腕が飛んだりはする。するが、画面に熊が映っている総時間はカウントしてみるとそれほど多くない。
けれども肩透かしに感じなかったのは物語の構造が新鮮だったからだろう。「飛行機から国立公園に投下された大量の輸入コカインを巡るブラックユーモアたっぷりの群像劇」というプロットの上を、薬物中毒の熊が練り歩いて何もかも破壊していく映画だった。体重が200kgを超えるコカイン中毒の大熊がストーリーを破壊するのは……楽しい!
それぞれの思惑を持つそれぞれの人物のそれぞれのストーリーが一本の筋へと合流していき混沌としてくる……と発狂した熊が顔を出すのでグダつかない。最後までテンションを落とさずに観れる。トリップして痛みを忘れた熊の暴れっぷりは妙な爽快感があって、退屈しない良い映画だった。
エンドロールの後じゃなくて途中にエピローグが挟まれるので注意。
おわり