日記:八月十一日 夢と現実が混ざっている時間

 タダで入れて好きなスクリーンを何度でも自由に出入りできる変な映画館があったよな、盆休みだしまた行こうかな、どの辺りにあるんだったかな、とGoogleマップで確認しようとするが何故かうまくキーボードを叩けず、もどかしい気持ちになったところで目が覚めた。

 いま考えればタダの映画館も完全に夢の中の記憶なのだけれど起きてからしばらくは夢がまだ尾を引いていて、ベッドから出てまず初めに現実のGoogleマップで近隣の映画館を調べて「あった筈だよな……?」と首を傾げた。あの数分間は僕の中で夢と現実が混ざっていたな。

 

 

 

おわり