日記:十二月八日 大決定!ヤンデレの女の子が使って来たらガッカリする武器・嬉しい武器3選

 ヤンデレの女の子に攻撃される想像をよくしているのだけど(ヤンデレの女の子に攻撃されるのが好きなので)、単にそれらしい記号をなぞっているだけの手垢のついたヤンデレ的記号に耽るよりは、必然性のある表現を追求していきたい。考察の一環として、今日はヤンデレが持つ武器について分類していきたいと思う。

 

ガッカリする武器3選

 その1.銃火器

 ヤンデレにはフィジカルで勝負して欲しい。火薬の爆発が産む運動エネルギーに愛はあるのか?単なる金属の塊を飛ばすだけで満足なのか?体温も体重も感情も伝わってこないようなただの傷と痛みには愛を見出せない。手ごたえも何もないじゃん。ほんとうにただの“攻撃”なんだよな弾丸は。繰り返すにヤンデレにはフィジカルで勝負して欲しい。

 

 その2.包丁

 フィジカルで振るうものとは言え、あまりにもティピカル過ぎる。それなりの独自性も欲しい。温故知新とは偉大なる先達で埋まった椅子にむりやり身体をねじ込むことではない。先例をなぞるだけの刃物で何を断てるのだろうか。鶏口となるも牛後となるなかれ。

 

 その3.

 えっちすぎる。加害を媒介にした感情のやりとりではなく、ちゃんとしたSMプレイになってしまう。確かにエロスとバイオレンスは隣接する概念ではあろうが境界があるのもまた事実。ヤンデレとは本質的にはバイオレンスの側に立つ者だと僕は思う。

 

嬉しい武器3選

 その1.チェーンソー

 切断具の中で最もパワーに説得力がある。説得力は大事だ。「こいつはマジなんだ」と畏怖してしまう/信じることができる――そういう圧の強さを我々は求めているのだと思う。刃を天に掲げエンジン音を響かせながら僕を追って闇を疾走して欲しい。どこまでも、どこまでも追いかけてきて欲しい。どこまでも、どこまでも逃げよう。

 

 その2.何らかの呪法

 基本的にはフィジカルの活用を望むが、しっかり効果のある呪術とか呪法まで突き詰めればファンタジックな夢はある。血や寿命や死後の魂を捧げるタイプのものであれば尚のこと嬉しい。身を削ってまで僕のことをどうにかしようとしているのか……と、こちらも背筋を伸ばせるからだ。

 

 その3.己の拳

 最終的には肉体同士のぶつかり合いに終着するのだと思う。ひりついた空気、滲む痛み、血と汗の混じり合った身体のにおい。殴れよ!おれも抵抗するからさ!さァ!最後の最後の最後までやり合おうじゃないか!どちらかが倒れるまで!

 

まとめ

 長々と持論を述べたが、つまるところヤンデレとは「わたしはあなたに対してここまで真剣です、他には何も考えていません。考えているのはあなたのことだけです」という真実味が魅力なのだと思う。だから、「この子にとってはこの武器なんだな」という説得力さえ感じられれば、何を使おうとそれでいいのかもしれない。

 みんな違ってみんないい。それがヤンデレ。最大の武器はその根底にある“愛”なのかも……しれませんね。

 

 

 

おわり