日記:十二月十七日 透明人間になったとて

 透明人間になって空き巣で生計を立てたいな、と風呂に入りながら思ったが、どこかに忍び込むには鍵開けであるとか窓破りの技術が要るし、忍び込めたとしてテーブルの上に剥き出しの現金がポンと置いてる訳でもあるまいし盗品を換金するプロセスを経なければならず、そんなもん絶対どこかで足がつくに決まっているのだから、透明人間になって空き巣で生計を立てるのはやめよう、と風呂から上がりながら思った。

 

 

 

おわり