日記:五月十七日 小麦色の尻

 裾の短い祭り半纏と褌だけを身に付けた中年男性が自転車で僕を追い越すとほとんど紐みたいな褌がギリギリまで食い込む小麦色の大きい尻が夏日の日差しをぬらぬらと照り返しながら太鼓の音がする方へと走り去っていき、ふと視線を下ろすと歩道の植え込みの葉が真っ黒に枯れていた。

 

 

おわり