道路交通法を無視して疾走するUberEatsの自転車が都会の日常風景になって久しいこの頃です。
かつて土地特有の歴史的文脈を破壊し、風土を均一で空虚なものにしてしまうと批判された都市郊外の再開発が、批判者の次の世代にとっては少年期を過ごした記憶の原風景になったのと同じように、車道を爆速で逆走するUberにノスタルジックな視線が向く日もいつかやってくるのかもしれません。
明らかにこちらを認識しているにも関わらず減速せずに歩道上を突っ込んでくるUberだとかガードレールの切れ目からロケットの如く射出されるUberが、都市圏の少年たちの魂に刻まれるんですよ。これって凄いことだと思いませんか? 農業体験ツアーとかと同じノリで「走行中自転車との接触体験ツアー」とか「靴のつま先をタイヤで削られ体験ツアー」みたいな体験型イベントが開催され、懐かしさを求める令和世代で盛況するんです。そんな未来がすぐそこにある。そう考えれば暴走自転車にいちいち怒るのも馬鹿らしいと思えませんか?思えないですね。
・今日のアークナイツ
キツくね?
・今日のおもしろ漫画
二部は「一部のカラっとした作風では出来なかった陰湿な話をとことんやる」ってコンセプトが明確に決まってるんだろうな……と思った。
・今日の音楽
tacica 『オオカミと月と深い霧』 (Live Video) - YouTube
うーん名曲。
おわり